2025年7月12日、ロシアのラブロフ外相(右)と握手する金正恩総書記。朝鮮中央通信が配信した=朝鮮通信

 北朝鮮の朝鮮中央通信は13日、金正恩(キムジョンウン)総書記とロシアのラブロフ外相が12日に北朝鮮東部の江原道(カンウォンド)・元山(ウォンサン)で会談し、二国間関係の全面的な拡大・発展を強く促していく意志が明確に示された、と報じた。金氏は会談でウクライナ情勢に関し、ロシアが取るすべての措置を「無条件に支持する」と改めて強調した。

 北朝鮮とロシアは昨年6月に包括的戦略パートナーシップ条約に署名している。同通信によると会談では、条約の精神にのっとっていかなる情勢変化にも関わりなく、両国が双方の核心的利益を徹底的に守る意志も示された。

 12日には北朝鮮の崔善姫(チェソンヒ)外相とラブロフ氏による「第2回戦略対話」も元山で行われ、条約の精神と各条項を誠実に履行し、両国関係を100年先を見据えた戦略的関係にしていく意志を改めて確認したという。

 そのうえでロシア側は朝鮮半…

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