ウクライナへの軍事支援を話し合うため、欧州など約50カ国の国防相らが参加する会合が11日、ブリュッセルの北大西洋条約機構(NATO)本部で開かれた。ヘグセス米国防長官はオンラインでの参加にとどめた。バイデン前米政権が始めた会合で、米国の高官が直接参加しなかったのは初めてとみられる。
会合はこれまで米国が主導してきたが、トランプ政権がウクライナ支援への関与を減らす中、2月の支援会合は英国が主催した。今回は英独が共催した。
ドイツのピストリウス国防相は会合後、「ウクライナの和平は当面は手に届かないものと思われる」と述べ、210億ユーロ(約3兆4千億円)の追加軍事支援を行うと表明した。
ドイツは防空システムや弾薬…