ブリュッセルの北大西洋条約機構(NATO)本部で2025年4月11日、ウクライナへの軍事支援についての会合の記者会見に臨むドイツのピストリウス国防相(左)とウクライナのウメロウ国防相=ロイター

 ウクライナへの軍事支援を話し合うため、欧州など約50カ国の国防相らが参加する会合が11日、ブリュッセルの北大西洋条約機構(NATO)本部で開かれた。ヘグセス米国防長官はオンラインでの参加にとどめた。バイデン前米政権が始めた会合で、米国の高官が直接参加しなかったのは初めてとみられる。

 会合はこれまで米国が主導してきたが、トランプ政権がウクライナ支援への関与を減らす中、2月の支援会合は英国が主催した。今回は英独が共催した。

 ドイツのピストリウス国防相は会合後、「ウクライナの和平は当面は手に届かないものと思われる」と述べ、210億ユーロ(約3兆4千億円)の追加軍事支援を行うと表明した。

 ドイツは防空システムや弾薬…

共有
Exit mobile version