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ウクライナ西部リビウで2024年9月4日、ロシア軍による攻撃を受けた現場。ウクライナ非常事態庁提供=AP
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 ウクライナ各地で再び、ロシア軍の大規模な攻撃があり、非常事態庁は4日、西部リビウで子ども2人を含む7人が死亡し、42人が負傷したとSNSで報告した。集合住宅や車両が損壊し、火災が発生したという。

 リビウはポーランド国境から60キロほどで、全面侵攻開始当初に多くの避難民が身を寄せるなど、国内では比較的安全な場所とされてきた。サドビー市長によると、今回の攻撃では、極超音速ミサイル「キンジャル」が使われたという。

 ウクライナでは2日から新年度が始まったばかりだが、サドビー氏によると、攻撃を受けて、学校2校が臨時休校になった。リビウ州のコジツキー知事によると、ユネスコ(国連教育科学文化機関)から世界遺産として登録されている歴史地区の建物も被害を受けたという。

 一方、非常事態庁によると、中部ポルタワで3日にあったミサイル攻撃では、4日昼までに53人の死亡と298人の負傷が確認されたという。(藤原学思)

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