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報道公開された「ウーマンズパビリオン」について説明する永山祐子さん=2025年3月13日午後2時24分、大阪市此花区の夢洲、水野義則撮影
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 大阪・関西万博の開幕まで1カ月となった13日、女性活躍がテーマの「ウーマンズパビリオン」の報道向け見学会が開かれた。

 同館はカルティエや内閣府などが共同出展し、建築家の永山祐子さんが設計。2021年の前回ドバイ万博で永山さんが設計に携わった「日本館」の資材を再利用し、日本の伝統的な「麻の葉文様」をイメージした外装を作り上げている。

 同館では女性の体験や視点を通じた展示を行う。テーマは「ともに生き、ともに輝く未来へ」。カルティエなどによると、同館は地上2階建てで、1階では作家の吉本ばななさんら3人の女性の人生をそれぞれまとめた短編映像を視聴できる。展示には、俳優でユニセフ親善大使の黒柳徹子さんからのメッセージも盛り込まれるという。

 2階には語らいの場として「WA(わ)スペース」を設ける。会期中に150以上のイベントを開き、ビジネスや教育などの社会課題について有識者らが対話する。女性をテーマにしたパビリオンが設置されたのはドバイ博が初めてで、今回の万博でも継承する。

 永山さんは「日本はまだ女性の潜在能力を生かし切れていない。性別問わず国内外全員で話し合い、未来をつくっていく場になれば」と話した。

 今回の万博は人工島・夢洲(大阪市此花区)で半年間開催される。開幕に向け、13日も会場内を関係者や工事車両が慌ただしく行き交い、急ピッチで建設作業が進んでいた。

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