開発者会議で新製品を発表する米半導体大手エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)=2024年3月18日、サンノゼ、五十嵐大介撮影

 18日のニューヨーク株式市場で、米半導体大手エヌビディアの時価総額が米マイクロソフト(MS)や米アップルを抜き、初めて世界首位となった。世界的な人工知能(AI)ブームが続くなか、エヌビディアの高性能半導体の需要が急増しており、「黒衣役」だった企業の価値が世界トップに躍り出た。

 米ナスダックのサイトによると、企業価値を示す時価総額は、エヌビディアが約3兆3350億ドル(約526兆円)でMS(約3兆3170億ドル)やアップル(約3兆2850億ドル)を上回った。ハイテク株が中心の株価指数「ナスダック総合」は18日、7営業日連続で史上最高値を更新して取引を終えた。

 エヌビディアの時価総額は昨年5月に1兆ドルを超えた後、今月5日には3兆ドルの大台を超えた。世界の企業で時価総額が3兆ドルを超えたのは、MS、アップルを含む3社だけだ。

 その後も、株式を1対10に…

共有
Exit mobile version