1995年に米オクラホマシティーで連邦政府のビルが爆弾テロに遭い、168人が死亡した事件から19日で30年が経った。現地では追悼式典が行われ、事件当時に在職していたクリントン元大統領が市の復興に触れながら、違いを乗り越えて前へ進むことの大切さを訴えた。
事件は、ティモシー・マクベイ=2001年に死刑執行=らが連邦政府への攻撃として企て、米国人が国内で起こしたテロとしては、史上最悪の被害だった。19日の式典は雨天のため、現場近くの教会内で行われ、千人以上が参加した。
クリントン氏はあいさつで、「テロリストたちは、事件が全米での蜂起につながり、最終的には我々の政府や民主主義を破壊すると期待した」と指摘。しかし、事件後にオクラホマ市民らが示したのは「奉仕と名誉と優しさ」で、逆の結果だったと述べた。
クリントン氏はまた、現在の…
