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飛び石で「ケンケンパ」をしてみせるメラニー・テーヘルベルフさん=2024年9月29日、岩手県陸前高田市、松尾葉奈撮影
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 東日本大震災をきっかけに生まれたオランダとの交流が形になり、被災地に広場ができた。岩手県陸前高田市の「日蘭友好広場 Meeting of Streams(ミーティング・オブ・ストリームズ)」。9月下旬、オランダから庭師らが来日し、市民と一緒に広場を整備。5日にオープンする。

 2011年3月11日の震災で、約1800人が犠牲になった陸前高田市。その翌年3月、海外からの支援に感謝を伝えるため、陸前高田の市民たちはオランダを訪れた。

 現地で特別追悼式を行い、陸前高田の伝統の和太鼓を披露。そこに訪れていたのが、オランダ北部デン・ヘルダー市にある市立海外植物園「ホルトゥス・オーファーゼー」の理事メラニー・テーヘルベルフさん(63)だった。

 同植物園には、欧州で有数の日本庭園がある。テーヘルベルフさんは「心が動かされました。何かしなければ、と思った」という。

「ひとごとではない」 始まった交流

 陸前高田にオランダと日本の…

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