北海道帯広市の帯広競馬場のカフェ「マテナ珈琲」が、広尾町で循環型の有機酪農を営む鈴木牧場(鈴木敏文さん経営)の「十勝オーガニック牛乳」を使ったソフトクリームの販売を14日、開始した。牛に与える塩も手作りしている同牧場のこだわりのオーガニック牛乳を使ったソフトクリームは初という。

 鈴木牧場のオーガニック牛乳は、「有機JAS認証」と、放牧と牧草で育てられたことを示す「日本グラスフェッド規格」の認証を持つとともに、おなかがゴロゴロなりにくいとされ最近話題の「A2ミルク」であることも特徴だ。

 鈴木牧場がソフトクリームの原液を開発したのを機に、鈴木さんの活動に共感していた知り合いのマテナ珈琲運営会社取締役の曽根史子さんが、初の提供店に名乗りを上げた。

 曽根さんは「十勝で、こんなすごい牛乳がつくられていることを、競馬場を訪れた観光客を始め、多くの人に知ってもらいたい」と話す。

 「鈴木牧場のソフトクリーム」はカップ入りで1個850円(税込み)。トッピングとして鈴木牧場が製造する「十勝の塩」(50円)やオーガニック小豆を使った「あずき」(100円)も用意している。(中沢滋人)

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