大阪・関西万博で23日、オーストリアの魅力を発信する「ナショナルデー」があった。式典ではウィーン少年合唱団が唱歌「ふるさと」など5曲を披露し、出席した秋篠宮妃紀子さまらからも拍手が送られた。合唱団には日本人2人も含まれている。
「未来を作曲」のテーマを掲げて万博へ参加するオーストリアは、音楽家モーツァルトが活躍した国としても知られる。式典にはモーツァルトゆかりの18世紀に製作されたバイオリンも登場。午後にはウィーン少年合唱団のスペシャルコンサートもあった。
アレクサンダー・ファン・デア・ベレン大統領はこの日、1873年のウィーン万博に日本が初めて自前のパビリオンを出展し、欧州に「ジャポニズム」の波を起こした歴史を紹介。そして「万博でともに日本とオーストリアの友好の新たな一章を開けられることを楽しみにしています」とあいさつした。