対話型AI(人工知能)「ChatGPT(チャットGPT)」を運営する米オープンAIは28日、会話に特化した生成AIの新たなモデル「GPT4.5」を発表した。
同社によると、文脈や微妙なニュアンスを理解する性能を高め、直感的で自然な会話ができるようにした。誤った回答をする頻度も大幅に減らしたという。チャットGPTの月額200ドル(約3万円)の有料プラン「プロ」の利用者や開発者向けに試作版として提供する。
2022年11月にチャットGPTを公開後、オープンAIは23年3月に言語モデル「GPT4」を発表。昨年には人間並みの速さで会話ができるモデル「GPT―4o(フォー・オー)」などを発表していた。チャットGPTの世界での週間利用者は4億人を超えており、新たな技術で利用者の拡大をめざす。