オンラインカジノでの違法賭博の広がりを受け、総務省は23日、カジノサイトへの接続を強制的に遮断するブロッキング(接続遮断)について、有識者会議で検討を始めた。今夏をめどに中間的な論点整理をまとめる。
初回となったこの日の会議では、ギャンブル依存症の問題に携わる出席者が「オンラインカジノが原因で自殺したり、闇バイトに応募して重罪を犯してしまったりした人がおり、かなり深刻だ」として対策を求めた。
対策として浮上しているブロッキングのためには、全てのネット利用者の接続先を確認しなければならず、憲法の保障する「通信の秘密」を侵害するとされる。そのため、それによって保護すべき法益との比較衡量や、代替手段の有無などが論点になる。
現状では、児童ポルノに対し…