一目で認識し、読めるようになってほしいという150の英単語の教材絵本を手にする中山貴美子さん。全部で75冊ある=東京都大田区のキンダーキッズ東京本校、関口聡撮影

キンダーキッズ 代表取締役CEO 中山貴美子さん(56)

 「日本の心」を大事にしながら高い英語力を身につける――。未就学児を英語環境で育てる「プリスクール」を25年前に立ち上げ、いまや国内で28校、海外で3校を展開する。躍進の原動力は、独自に開発したカリキュラムだ。英語圏でも通用するか試してみようとカナダ、米国に進出したところ、入園待ちの長蛇の列ができた。「本場」も一目置く英語教育とは。

 まず、アルファベットとの向き合い方からしてユニークだ。

 大文字からではなく小文字から教える。本に出てくる英単語は圧倒的に小文字が多いからだ。

 映画にもなった「チョコレート工場のひみつ」は97%は小文字だという。

 子どもは小文字の見分けが苦手ということもある。例えばaとb、bとdが同じように見えるので、早めになじませる。

必須の150単語で読解力アップ

 文字はよく使われるものから…

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