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カブトムシを持つ園児たち。小さな角をつまむのがコツだ=2025年7月11日午前10時33分、福島県田村市常葉町山根のムシムシランド
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 福島県田村市常葉町にある観光施設ムシムシランドが今夏の営業を始めるのを前に、11日、カブトムシの「放虫式」があった。

 施設内には、100種類を超える標本を展示する昆虫館に加え、面積約490平方メートル、高さ15メートルのカブトムシドームがあり、常時、カブトムシを触ることができる。式典には、市立の幼稚園やこども園に通う5歳児76人が招かれ、テープカットの後、「ムシ」にちなんで640匹が放たれた。

 直接触るのが怖くて枝でつついた子どもたちも、スタッフから「小さい方の角を持てば大丈夫」と教えられると次第に大胆に。「かわいいね」と背中をなでたり、友達同士で戦わせたりしていた。

 この日、放ったのはオスだけ。メスはオスに比べて地中に潜ることが多いうえ、角がないのでつかみづらく、脚のツメでケガをしかねないからだ。12日の営業開始からは、メスも含め常時千匹以上がドーム内にいる状態にするという。

 ドームの開館は8月24日までで、8月13日を除く水曜休館。入場料は大人800円、子ども(3歳~高校生)500円。

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