ロシアのカムチャツカ半島沖で30日に発生した巨大地震で、震源地に近い千島列島には大津波が押し寄せ、水産加工施設などに大きな被害が出た。津波は米国のハワイや西海岸にも到達するなど、太平洋の島々や沿岸の住民らに影響が広がった。
30日の地震の規模はマグニチュード(M)8.7と推定されている。ロシアの専門家は、カムチャツカ半島付近で起きた地震としては、1952年11月に起きたM9.0の超巨大地震以来の規模だと指摘する。
今回の地震でけが人は出ているものの、死者は報告されていない。
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