カリブ海のオランダ領キュラソーを拠点とするオンラインカジノサイトの運営に関与し、日本国内の客相手に賭博を行ったとして、神奈川県警は5日、オンラインカジノの決済システム統括役の男ら9人を、組織犯罪処罰法違反（組織的常習賭博）の疑いで逮捕したと発表した。いずれの認否も明らかにしていない。
組織犯罪対策総務課によると、逮捕されたのは東京都中央区の会社役員倉田善徳容疑者（42）ら。2024年4～5月、ほかの仲間と共謀して、オンラインカジノサイト「コニベット」上で、不特定多数の客を相手に、「スロット」と称したゲームなどのオンライン賭博を行った疑いがある。
県警は、男らが少なくとも6サイトの決済システムの運営に関わっていたとみている。海外に拠点を置くサイトでも、日本国内から賭けさせれば賭博にあたるという。
端緒は「尋常ではない入出金」
捜査関係者によると、端緒となったのは特殊詐欺をめぐる捜査だった。
「短期間で尋常ではない件数…
