国産米の品薄感と高騰で、いまスーパーなどで存在感を高めている米国産のカルローズ米は、カリフォルニア産ジャポニカ米の中粒種の総称だ。ローズは「ちょっと良いもの」をイメージした言葉で、ちょっと良いカリフォルニア米といったネーミングだという。
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現地で米を調査したことがある東洋大の川久保篤志教授(人文地理学)によると、「近年ではカルローズと言えば、品質が保証された大衆米」という扱い。
日本で作られる短粒種よりも、少し粒が長い。水分量はやや低めというデータがあるが、USAライス連合会の担当者は、「ここ5~10年の間に品種改良が進み、食味が向上している」と話す。
農業・食品産業技術総合研究…