パレスチナ自治区ガザ最南部のラファで2024年5月12日、車に荷物を載せて避難する人たち=ロイター
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 イスラエル軍のパレスチナ自治区ガザへの攻撃をめぐり、ガザ当局は11日、発表している死者数とは別に、推定1万人の遺体ががれきの下に埋まっていることを明らかにした。米CNNが伝えた。軍はガザ最南部ラファに加え、北部や中部でも作戦を展開している。ガザの死者数は12日、3万5千人を超えた。

 CNNによると、ガザで救護活動などを担う当局の報道官は、イスラエルに対し「国連と人道支援団体が直ちに介入し、がれきの下から行方不明者を救出するために必要な救助機材の搬入を許可することを求めている」と語ったという。国連も2日、1万人以上の遺体が埋まっているとの見立てを発表。「遺体の収容に最大3年かかる」とした。

 ガザ保健省は12日、昨年10月に戦闘が始まってから少なくとも計3万5034人が死亡したと発表した。負傷者は7万8755人にのぼるという。

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