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パレスチナ自治区ガザ南部ハンユニスで2024年8月30日、イスラエル軍が撤収した後、がれきのそばで座り込む人たち=ロイター
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 米国を拠点とする人道支援団体「アネラ」は30日、パレスチナ自治区ガザで援助物資を運んでいた車列がイスラエル軍の空爆を受け、先頭車両のパレスチナ人住民4人が死亡したと発表した。軍は先頭車両が武装した人間に乗っ取られていたためと主張している。

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 アネラの声明などによると、車列は29日、食料や燃料を積んでガザ南部ラファの病院に向かう途中で空爆に見舞われた。攻撃前の警告などはなかったとしている。アネラのスタッフにけがはなく、車列は病院に物資を送り届けたという。

 声明によると、死亡した4人は、アネラが利用する輸送会社の業務に従事したことがある地域住民。通るルートに略奪の危険があるとして、先導役を買って出たという。

現場から武器見つからず

 この4人については、イスラ…

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