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パレスチナ自治区ガザ北部ガザ市で2025年7月28日、飢饉(ききん)が迫る中、食料の受け取りを待つパレスチナ人たち=ロイター

 飢餓が深刻化するパレスチナ自治区ガザで27日、イスラエル軍が一部地域で「戦術的な戦闘停止」を実施したことに伴い、支援物資を積んだ100台以上のトラックが流入した。国連が同日発表した。飢餓の拡大を防ぐには、さらなる支援物資の搬入が必要だと訴えている。

 戦闘停止の対象は、北部ガザ市、中部デイルアルバラ、南部マワシの3地域。イスラエル軍は27日、同日から毎日午前10時から午後8時まで軍事作戦を停止すると発表した。

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 軍は、食料や医薬品などを運ぶ人道回廊のルートを午前6時から午後11時まで確保すると説明。空中からの支援物資の投下も実施したと発表した。さらに、エジプトからの淡水を沿岸部の住民約60万人に届けるためのパイプラインの設置をしているという。

イスラエルのガザへの攻撃、続く

 ロイター通信によれば、近隣…

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