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パレスチナ自治区ガザ北部ベイトラヒヤで2025年8月3日、支援物資を運ぶ住人ら=ロイター

 イスラエルの軍事作戦が続くパレスチナ自治区ガザで飢餓が深刻化するなか、イスラエルのシンクタンク国家安全保障研究所は3日、ユダヤ系市民の7割以上がガザの人道状況について「苦痛でない」と回答したとする世論調査結果を発表した。ガザをめぐる国際社会の非難が高まる一方で、イスラエル市民との意識の隔たりが改めて浮き彫りになった。

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 ガザ保健省は4日、イスラエル軍の攻撃によって過去24時間で94人が死亡したと発表。食料や支援物資の配給所周辺ではイスラエル軍などの発砲が続いて29人が犠牲となり、これまでに計1516人が死亡した。栄養失調などでも過去24時間に5人が死亡し、これまでの死者は子ども93人を含む180人となった。戦闘開始以降の死者数は6万933人にのぼる。

 7月下旬に計約1千人を対象…

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