パレスチナ自治区ガザ南部ハンユニスで2025年4月4日、イスラエル軍の空爆で破壊された建物の瓦礫(がれき)のなかを歩く人たち=AP

 イスラエル軍は4日、パレスチナ自治区ガザ北部で地上作戦を拡大していると発表した。「安全地帯」を広げるためだとしている。イスラム組織ハマスへの攻撃を続けている。イスラエルのネタニヤフ首相は、ガザ南部でも新たな緩衝地帯を設置する計画を明らかにしている。住民は戦闘地域からの退避を余儀なくされ、人道状況は悪化している。

 国連人道問題調整事務所(OCHA)は4日、ガザで立ち入り禁止または退避命令の出ている地域は全域の65%に及び、過去2週間で約28万人が退避したと発表した。ガザでは貨物搬入の完全封鎖が2カ月目に入り、小麦粉の配給がほぼ停止し、補助金を受けたパン屋はすべて閉鎖された。住民は飢餓と栄養失調のリスクにさらされているという。

 ロイター通信によると、4日…

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