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パレスチナ自治区ガザ中部で2025年2月8日、イスラム組織ハマスから解放される人質=ロイター

 イスラエルとイスラム組織ハマスは8日、1月19日にパレスチナ自治区ガザでの停戦合意が発効して以来5度目となる人質と拘束者の交換を行った。現地メディアによると、ハマスは人質としていたイスラエル人の民間人男性3人を解放。イスラエル側はパレスチナ人の拘束者183人の釈放を始めたという。

 停戦合意の第1段階では、パレスチナ人の釈放と引き換えに、ハマスが女性や高齢者、負傷者ら計33人を解放する。ハマスはうち8人が死亡したとイスラエル政府に伝えている。これまでに解放された人質はタイ人5人を含む計21人となった。イスラエルは計約1900人のパレスチナ人を釈放する予定だという。

 一方、ロイター通信などによると、米トランプ政権は7日、イスラエルに対する総額約74億ドル(約1兆1千億円)の兵器売却を承認し、議会に通知した。ミサイルや爆弾など数千発が含まれるという。

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