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パレスチナ自治区ガザ北部ガザ市で2025年8月14日、援助物資を求めていたところイスラエル軍の攻撃で死亡したパレスチナ人の葬儀に参加する人たち=ロイター

 イスラエル軍の攻撃が続くパレスチナ自治区ガザをめぐり、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は15日、イスラエルや米国が支援するガザ人道財団(GHF)の配給所付近などで5月末以降、少なくとも1760人が殺害されたと発表した。配給所の援助物資を求めて集まっていたところをイスラエル軍に攻撃されたとみられている。

 イスラエルはガザへの支援物資の搬入を厳しく制限する一方で、GHFは5月末から活動を開始した。配給所に集まる住民へのイスラエル軍の攻撃は相次いでおり、人道支援団体は「援助の武器化だ」と非難している。

 OHCHRによると、犠牲者はGHFの施設付近で994人、物資輸送のルート上で766人が殺害されたという。

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