パレスチナ自治区ガザ北部で17日、馬車に乗ってがれきの間を移動する人々=ロイター

 パレスチナ自治区ガザをめぐるイスラエルとイスラム組織ハマスの停戦が始まってから、19日で1カ月となった。この間、双方が、相手が停戦合意に違反したと非難し合うなど継続が危ぶまれてきたが、イスラエル軍の完全撤退と人質の全員解放に向けた停戦第2段階への交渉は、何とか動き出そうとしている。

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 ハマス幹部は18日、ガザで拘束していた人質4人の遺体を20日に引き渡し、22日に6人の人質を解放すると明らかにした。さらに、残る4人の遺体も来週中に引き渡すとしており、停戦の第1段階で予定している33人全員の解放や引き渡しにめどが立ったことになる。

 また、ハマスは停戦の第2段階への移行についても「準備は整っている」としており、戦闘再開を防ぎたい思惑が見える。

 イスラエルメディアによると…

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