キオクシアのロゴマーク

 半導体メモリー大手のキオクシアホールディングス(HD)が、再び株式上場に向けた手続きを進める方針であることがわかった。同社はこれまでも上場への手続きを進めたことがあったが、同業他社との統合を探る中で中断していた。上場によって資金を集め、まずは単独での生き残り策を探る。

 関係者によると、キオクシアHDの筆頭株主である米投資ファンドのベインキャピタルが15日、上場案を融資元の銀行団に伝えた。早ければ10月にも東京証券取引所への上場をめざす。

 キオクシアHDは以前から株式上場の方針を掲げている。2020年にはいったん東証に上場を承認されたが、米中摩擦などを背景とした市況の悪化を受けて上場直前に延期を表明。その後も、上場を模索してきた。

 一方、同社は昨年、米半導体…

共有
Exit mobile version