キルギスの首都ビシケクで開催されたレスリングのアジア選手権で、まるで地元のスターのように注目された日本選手がいる。女子50キロ級の東京オリンピック(五輪)金メダリスト、須崎優衣(キッツ)だ。
13日の決勝。須崎の名前がコールされると、指笛とひときわ大きな拍手に会場が包まれた。
「伊調馨、吉田沙保里というレジェンドを生んだ日本の次のスターにみんなが興奮している。SNSが発達した今、積極的に発信する須崎は身近に感じられる点も人気が高い理由だろう」と世界レスリング連合の関係者は分析する。
客席にいた須崎のファンだというキルギスの16歳の男子は、「技術、体力、全てにおいてすばらしいレスラー。それにかわいらしい」とはにかんだ。
お家芸とされる日本女子レス…