キーウに17日未明、ロシア軍の攻撃があった。クリメンコ内相によると、同日昼までに15人の死亡と、124人の負傷が確認されたという。首都の人的被害としては、今年最悪となった。
現地ではがれきを撤去して生存者を捜す救出作業が続いており、死傷者は増える可能性がある。ゼレンスキー大統領は「プーチン(ロシア大統領)は戦争を続けたい。この世界で力を持っている者が、この行為に目を閉じるのは間違っている」と指摘した。
ウクライナ空軍によると、ロシア軍は16日夜からおとり機を含めて440機のドローン(無人機)と32発のミサイルを発射。非常事態庁によると、キーウでは9階建ての建物にミサイルが直撃した。また、南部オデーサでは1人が死亡し、10人が負傷したという。