キーウで24日、ロシア軍による大規模攻撃があった。当局によると、9人が死亡し、妊婦や1歳半の子どもを含む70人以上が負傷した。停戦に向けた動きが進展を見せないなか、民間人の犠牲が増え続けている。
キーウではこの日、未明から朝まで6時間にわたって空襲警報が出された。当局によると、キーウと周辺だけでドローン(無人機)が少なくとも45機確認され、弾道ミサイルも使われたという。
最も被害が大きい地区では、集合住宅が崩れ、当局はがれきが高く積み上がった写真をSNSに投稿。現場では救助活動が続けられた。
シビハ外相は「和平の障壁となっているのは、ウクライナではなくロシアであることを示している」とSNSで指摘。「プーチン(ロシア大統領)は、いかなる和平努力も尊重せず、ただ戦争の継続を望んでいることを、言葉ではなく行動で示している」と訴えた。