JR九州高速船が博多港と韓国・釜山港を結ぶ高速船「クイーンビートル」の浸水を隠して運航を続けた問題で、親会社のJR九州の古宮洋二社長は22日の会見で、外部の有識者で構成する第三者委員会を設置する方針を示した。原因の究明や責任の明確化を進める。
会見で古宮社長は「安全運航を誓ったにもかかわらず、安全を無視して運航。大変ご迷惑、また、信頼を裏切ることになった。申し訳ございませんでした」と謝罪した。9日に問題を公表してから、古宮社長が会見するのは初めて。
第三者委は船舶や企業統治の専門家などを念頭に人選を進め、早ければ来月にも設置する見通し。国土交通省の監査や第三者委の調査の結果を踏まえ、社長自身も含めた処分を判断する。
JR九州高速船はクイーンビ…