東北新幹線の「こまち」と「はやぶさ」

 東北新幹線「はやぶさ・こまち25号」(東京発新函館北斗・秋田行き)が28日午後4時2分ごろ、クマと衝突し、37分間停止した。乗客と乗務員にけがはなかったが、クマは死亡したとみられる。

 JR東日本によると、東北新幹線とクマの衝突は「めずらしい」という。

 この事故は宮城県大郷町の仙台―古川間で起き、上下線5本に遅れがでた。約2300人に影響したという。

 SNSでは一時、「クマと衝突した?マジか?」「どこから入ったんよ」「山に食べ物ないのか」などと話題になった。

 JR東日本によると、運転士がクマに気づいたが、停車が間に合わず衝突した。車両に異常がないことを確認し、午後4時39分に運転を再開した。

 東北新幹線は高架の区間が多く、広報担当者は朝日新聞の取材に「山形新幹線などではたまに起こるが、東北新幹線ではあまり聞いたことがない」と話す。

 2022年7月にも、東北新幹線の「はやぶさ・こまち10号」がクマと衝突する事故があった。

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