ジョージ・グラス新駐日米大使が18日午後、日本に到着し、着任した。記者会見を行ったグラス氏は、トランプ大統領が日本を始めとする外国に高関税をかけていることを念頭に、「米国は巨額の債務を抱えている。経済の再構築に取り組んでいる」と理解を求めた。
グラス氏は、羽田空港で妻とともに記者会見に臨んだ。訪日前にバンス副大統領から「日本は米国にとって最も重要な同盟国、世界で最も重要な地域であり、そしてこの重要なタイミングで大使に赴任する。責任は非常に重い」と告げられたと明かした。
グラス氏は、中国の台頭を念頭に日米の安全保障協力を強めるとし、「経済関係や友情、信頼も築いていきたい」と抱負を語った。安全保障をめぐる日本の環境については「ロシア、中国、北朝鮮というとても厳しい隣国に囲まれており、（日米は）緊密に連携してきた」とし、協力を強める考えを示した。一方で、日本の安全に加え、「米国人の安全や米国、米企業の利益も考え、米軍にかかわるあらゆる問題が適切に処理されているかも考慮しなければならない」とも述べ、米国第一を掲げるトランプ氏の方針に沿う意向も示した。
トランプ政権は3日、日本車…
