JR中央線快速のグリーン車=2023年10月18日、東京都日野市、藤田大道撮影

 JR東日本の子会社「JR東日本サービスクリエーション」は22日、首都圏を走る普通列車グリーン車の客室乗務員「グリーンアテンダント」が着席ランプを不正操作し、仕事帰りの同僚らを無料でグリーン車に乗せていたと発表した。不正は過去2年間で28件にのぼり、計3万1660円のグリーン料金が支払われなかったという。

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 同社によると、今年3月からグリーン車が導入された中央線快速で、2人のアテンダントが互いに勤務時間外の相手をグリーン料金を収受せずに乗せる不正を計15回繰り返していたことが発覚。全約600人のアテンダントを調査した結果、同様の不正が湘南新宿ラインと東海道線でも行われ、知人を不正乗車させていたケースもあったことがわかった。

 同社は不正に関わったアテンダント計11人を懲戒処分にするとともに、社長の報酬1割1カ月返上などの処分をした。

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