エイズ、結核、マラリア対策を担う官民連携基金「グローバルファンド」日本委員会は4日、3大感染症の終息のためにリーダーシップを発揮したとして各界の5個人・団体を表彰した。報道からは、朝日新聞の宮地ゆう編集委員が選ばれた。
宮地編集委員は昨年9月15日付朝刊GLOBE特集「終わらないAIDS」で南アフリカやドイツを取材。また、朝刊連載「日曜に想(おも)う」や、グローバルヘルスについて報じる「with Planet」などでもエイズを取り巻く現状と課題について報じた。宮地編集委員は表彰後のスピーチで、エイズ当事者らが長年声を上げてきたことに触れ、「エイズは社会的少数者とどう向き合うかという社会の成熟度がわかるバロメーターだと感じている」と語った。
- 【GLOBE+】特集・終わらないAIDS
ほかに表彰を受けたのは、岸田文雄前首相、樽井正義・慶応大名誉教授(故人)、田沼順子・国際医療福祉大教授、武田薬品工業。表彰に先立ち、来日しているグローバルファンドのピーター・サンズ事務局長は「表彰を受けたみなさんに感謝している。これからもコミットメントを続けてもらいたい」とあいさつした。
グローバルファンドは200…