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 下着大手のグンゼは6日、兵庫、山形、秋田県にある同社と生産子会社の計4カ所の工場を2026年中に閉鎖すると発表した。アパレル事業の不振を理由にした構造改革で、物流拠点2カ所も閉鎖するほか、希望退職も実施する。

 同社の梁瀬工場(兵庫県朝来市)と「養父アパレル」(同)は26年3月末、「東北グンゼ」(山形県寒河江市)と「矢島通商」(秋田県由利本荘市)は同12月末をめどに操業を停止する。下着の国内生産は宮津工場(京都府宮津市)に集約することになる。

 物流子会社「グンゼ物流」では、京都府の福知山市、綾部市にある拠点を26年末までに閉鎖する。計6カ所の拠点で働く約400人については、グループのほかの拠点で雇用するか、再就職の支援を行っていくという。

 また、アパレル事業の間接、営業部門で働く40歳以上の従業員を対象に希望退職を10月に募集するとした。構造改革費用として、25年4~6月期に34億円の特別損失を計上している。

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