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 米グーグルは11日、最新の生成AI(人工知能)の基盤モデル「Gemini(ジェミニ)2.0」を発表した。文章や画像、動画などを扱う性能を改善させ、人間の代わりにさまざまな作業をこなす「エージェント機能」の向上につながるとしている。

 グーグルは昨年12月に「ジェミニ」を発表し、性能を改善させてきた。新しい「ジェミニ2.0」は、従来のモデルより処理速度を高め、数学、コーディング、推論などの性能を高めたという。まずは開発者向けに試験的に提供し、来月から一般提供を始めるとしている。

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米グーグルが開発するAIエージェント機能「プロジェクトアストラ」のデモ。スマホのカメラで周囲をかざしながら、音声でAIに質問できる=同社提供

 AI開発企業では、文書の分析やメールの送付などさまざまな作業をAIがこなすエージェント機能の拡充を競っている。グーグルは今回、同社が開発を進めるエージェント機能「プロジェクトアストラ」に最新のジェミニを活用した事例も示した。

 同社のデモでは、ロンドンの…

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