米グーグルは22日、利用者のネット閲覧履歴を追跡する「サードパーティー・クッキー」を廃止する方針について、これを撤回すると発表した。プライバシーを守るとして2020年に廃止の方針を打ち出したが、広告業界や競争当局から反発があり、撤回に追い込まれた。
- サイト訪問が号砲、千分の1秒の広告入札 個人情報がお金になるまで
サードパーティー・クッキーは、利用者があるサイトを訪れた際にブラウザーに記録される。サイト運営者以外の第三者の広告会社などが、このデータをもとに個人の閲覧履歴を追跡し、ターゲット広告に利用している。履歴が幅広く共有されるため、プライバシー侵害だと批判が出ていた。
グーグルは20年、同社のネ…