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宮城県

 米国系の会員制大型量販店「コストコ」(本社・千葉県木更津市)で販売された生ガキを食べた37人が体調不良を訴え、複数人からノロウイルスが検出されたと、宮城県が22日、発表した。商品は、コストコの11都道県19店舗で3~15日に1万1205パックが販売され、製造元の海幸(同県石巻市)が自主回収を進めている。

 県によると13日、川崎市から「宮城県内で製造された生ガキを食べ、食中毒症状の患者が2人いる」と県に連絡があった。その後も北海道や東京都、沖縄県など9都道県から同様の連絡が相次いだ。体調不良を訴えた人は37人に上る。複数の患者からノロウイルスが検出されたが、入院の必要がある患者はおらず、快方に向かっているという。生ガキは北海道や東京都、神奈川県などの店舗で販売されていたという。

 石巻保健所は22日、海幸に同日から3日間の営業停止命令を出した。同社は手元に商品が残っている購入者に返品を求めている。問い合わせは0120―360035。

 該当する商品が販売された店舗は、コストコホールセールの札幌倉庫店、石狩倉庫店、富谷倉庫店、かみのやま倉庫店、ひたちなか倉庫店、つくば倉庫店、壬生倉庫店、前橋倉庫店、明和倉庫店、三郷倉庫店、入間倉庫店、千葉ニュータウン倉庫店、幕張倉庫店、木更津倉庫店、多摩境倉庫店、川崎倉庫店、座間倉庫店、金沢シーサイド倉庫店と、コストコ沖縄南城倉庫店。

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