メロンの熟度計の試作機。釣り鐘のような小さなハンマーを揺らしてメロンをたたき、内部のかたさをはかる=2025年5月29日、浜松市中央区中央1丁目、青田秀樹撮影

 メロンをコツンとたたけば、食べごろがピタリと分かる。そんな熟度計の開発に、静岡県農林技術研究所(磐田市)が取り組んでいる。特産のメロンを最高の状態で味わってもらうだけでなく、輸出時の販売ツールとしての利用も想定している。

 完成した試作機は、家庭のキッチンにある秤(はかり)のような形。メロンの重さをはかり、釣り鐘を思わせる小さなハンマーを揺らしてコツンとたたく。伝わる音の周波数から果肉のかたさを計算し、食べごろかどうかを判定する仕組みだ。

 データを受け取って、スマホなどに結果を表示するアプリも開発する。熟度は「かため」、食べごろまで「常温であと2日」といった情報をのせるという。

 メロンの食べごろを知るには…

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