メロンをコツンとたたけば、食べごろがピタリと分かる。そんな熟度計の開発に、静岡県農林技術研究所(磐田市)が取り組んでいる。特産のメロンを最高の状態で味わってもらうだけでなく、輸出時の販売ツールとしての利用も想定している。
完成した試作機は、家庭のキッチンにある秤(はかり)のような形。メロンの重さをはかり、釣り鐘を思わせる小さなハンマーを揺らしてコツンとたたく。伝わる音の周波数から果肉のかたさを計算し、食べごろかどうかを判定する仕組みだ。
データを受け取って、スマホなどに結果を表示するアプリも開発する。熟度は「かため」、食べごろまで「常温であと2日」といった情報をのせるという。
メロンの食べごろを知るには…