物価

 11月の消費者物価指数(2020年=100)は、値動きの大きい生鮮食品をのぞいた総合指数が109.2となり、前年同月より2.7%上がった。上昇は39カ月連続で、伸び率は前月の2.3%より大きく、3カ月ぶりに拡大した。コメを中心に身近な食べものの値上がりが再燃していることも、物価高の加速につながっている。

 総務省が20日、店舗などでの調査をもとに発表した。

 物価高が加速に転じた最大の要因は、政府の電気・ガス補助金の減額だ。電気代は9.9%、都市ガス代は6.4%上昇し、伸び率がそれぞれ前月の4.0%、1.8%から拡大した。生産コストや店舗の運営費の増加ももたらし、幅広い商品やサービスの価格にも転嫁されたとみられる。

チョコレート、コーヒー豆も記録的な伸び

 そこに重なったのが、食材の…

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