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土鍋で炊いたご飯
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 5~11日に全国のスーパー約1千店で売られたコメ5キロの平均価格は税込み4268円で、前の週より54円(1.3%)高く、2週ぶりに上昇した。前の週に昨年末以来18週ぶりに下がったものの、割安な備蓄米の販売量が伸び悩み、再び値上がりに転じた。備蓄米の流通の停滞が響いた可能性もある。

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 農林水産省が調査会社のデータをもとに算出し、19日に公表した。前年同期の平均価格(2108円)と比べると、2倍超の高値が続いている。上昇率は前々週(0.3%)より拡大し、値上がりの勢いが増している。

 農水省は今回から、産地や品種を特定した「銘柄米」と、複数の銘柄米をまぜるなどして産地を示さない「ブレンド米など」に二分し、それぞれの平均価格の公表も同時に始めた。政府が放出した備蓄米はブレンド米にして販売されることが多く、放出による値下がりをアピールしたい狙いがありそうだ。

 だが、ブレンド米は5キロ3895円で前の週より1.4%高く、2週ぶりに値上がりした。銘柄米も4434円で0.8%上がった。

 農水省はブレンド米の値上が…

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