もみ、玄米と精米

 コメの卸売業者らでつくる公益社団法人・米穀安定供給確保支援機構は4日、コメ価格などの見通しを取引関係者に聞いたアンケートの6月分の結果を発表した。向こう3カ月の価格の見通しを示す指数の下げ幅が、過去最大を記録。政府が随意契約で放出した備蓄米が5月末から店頭に並び始めた影響のようだ。

 生産者や農協などの集荷業者、卸・小売業者、外食業者などから、計139件の回答を得た。指数は100に近づくほど、米価の水準が高くなるとの見方が強いことを示す。6月は35で、前月の59から24ポイント下がった。政府が備蓄米を入札によって放出すると表明した2月に、23ポイント減の54になったときの下げ幅を超えた。2012年に集計を始めて以降で、最も大きい下げ幅だという。

 一方、農林水産省は4日、6…

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