自民党は26日、政府が進める「水田政策の見直し」に意見を反映させるための委員会を新設し、トップに江藤拓前農林水産相を据える方針を決めた。石破茂首相が打ち出したコメの増産への転換は値崩れにつながりかねないとして、党内の農林族議員らは警戒感を強めている。委員会と首相側との間で路線対立が生じる可能性もある。
党の農林関係政策の担当役員らが開いた非公開の会議で決めた。新設するのは「農業構造転換推進委員会」で、コメ政策を中心に農業の生産性向上策なども議論する。メンバーは未定だが、農業政策に詳しい農林族議員が集まる見通しだ。
政府は江藤氏が農水相だった…