体外式膜型人工肺「ECMO(エクモ)」を使った重症患者を診る医療関係者=2021年5月10日、福岡市城南区の福岡大学病院、藤脇正真撮影

 社会保障に関連する新型コロナウイルス感染症対策の主な事業や施策の費用が、コロナ禍の2020~23年度に合計で31兆円超に上ることが、国立社会保障・人口問題研究所(社人研)の集計でわかった。社人研が29日に公表した。

 社人研は毎年、社会保障制度に関する収支を国際基準にのっとって集計している。これに含まれる規模が大きい29のコロナ対策の事業や施策の費用は、計31兆2610億円だった。

 費用がもっとも大きかったの…

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