南米コロンビアの首都ボゴタで7日、来年の大統領選に立候補する意向を示しているミゲル・ウリベ上院議員(39)が政治集会に参加中、銃撃された。背後から2度撃たれ、重体だという。米CNNなどによると、現場で銃を持っていた15歳の少年が容疑者として拘束された。
現場を撮影したとするCNNなどの映像には、ウリベ氏がマイクを手に聴衆に演説するさなか、複数の銃声が響き、その後、担架で運ばれる様子が映っている。
ウリベ氏は1978~82年に大統領を務めたトルバイ氏の孫。同国の保守系の最大野党に所属し、昨年10月、大統領選に立候補する意向を表明していた。
ペトロ大統領は同日夜の声明で、事件を非難した。拘束した少年に指示役がいる可能性に言及し、国民に捜査を約束した。