ファミリーマートの看板=東京都内

 コンビニ大手3社は3日、随意契約による備蓄米を販売する方針を明らかにした。3社はいずれも「コメの取扱量が年1万トン以上」を条件とした契約では申請が受理されなかったが、その後、中小事業者向けの契約に申し込み、確約を得たという。いずれも1~2キロの小分けにして売り出す。

 ファミリーマートは政府備蓄米を、早ければ6日から一部店舗で発売すると明らかにした。2021年産の約1千トン分を申請し、審査に通過したという。

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 最も早くて6日には、東京都と大阪府の各10店舗ずつで、1キロ税抜き360円で売り出す予定。その後、全国に販売を広げていくという。

 ローソンも、500トン分の申請が受理されたとして、入荷でき次第、速やかに販売する方針だ。1キロ(同360円)と2キロ(同700円)を用意する。入荷して最短3日後には関東の店舗から販売し、1週間程度で全国展開できる準備を整えているという。

 また、セブン―イレブン・ジャパンも500トン分を申請している。申請が通れば、無洗米にして2キロ同800円前後で販売するという。政府の受け渡しから3日後には店頭に並び始め、順次全国で販売していくという。

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