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ポーランドでの練習に参加する高橋藍=2024年6月28日、ウッジ、加藤秀彬撮影
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 バレーボール男子日本代表の高橋藍は、チームが準優勝したネーションズリーグ(NL)決勝大会のコートには立てなかった。

 6月18日、フィリピンであった1次リーグのカナダ戦。2セット目の途中で、以前から抱えていた左足首の痛みが再発したからだ。

 フルセットにもつれたこの試合では、最終の5セット目までプレーを続けた。

 「点を取ったり取られたりの場面だったので、自分がやりきりたいと無理を言った。(フィリップ・ブラン)監督はたぶん、出したくなかったと思う」

 痛みが強くなり、その後の試合は欠場した。

 それでもチームメートたちは強豪を次々と破り、決勝まで駆け上がった。

 高橋は自分が欠場した試合をスタンドから見守った。

 「自分もうれしい。日本の強…

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