バレーボール男子日本代表の高橋藍は、チームが準優勝したネーションズリーグ(NL)決勝大会のコートには立てなかった。
6月18日、フィリピンであった1次リーグのカナダ戦。2セット目の途中で、以前から抱えていた左足首の痛みが再発したからだ。
フルセットにもつれたこの試合では、最終の5セット目までプレーを続けた。
「点を取ったり取られたりの場面だったので、自分がやりきりたいと無理を言った。(フィリップ・ブラン)監督はたぶん、出したくなかったと思う」
痛みが強くなり、その後の試合は欠場した。
それでもチームメートたちは強豪を次々と破り、決勝まで駆け上がった。
高橋は自分が欠場した試合をスタンドから見守った。
「自分もうれしい。日本の強…