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2024年4月、ウェスタン・ユナイテッド選手時代の檀崎竜孔被告(左)=AP

 オーストラリアのプロサッカーリーグ、Aリーグのウェスタン・ユナイテッド元選手の檀崎竜孔(だんざきりく)被告(25)が豪州南部メルボルンの裁判所に出頭した。試合中に故意に反則を犯してイエローカードを受け、賭博結果を操作したなどの違法行為があったとして起訴された。問題になったのはどのような行為だったのか。

 メルボルンの地元紙「ヘラルドサン」によると、檀崎被告は4~5月にあった計4試合で、賭博の結果を操作するために、故意にイエローカードをもらうなど計10件の違法行為をしたとされる。同紙が公開した映像には、檀崎被告が故意に犯したとされる反則の様子が捉えられていた。

スパイクの裏側むき出し のたうち回る相手選手

現役のプロサッカー選手がサッカー賭博の結果操作に関わったとされる前代未聞の事件。故意にイエローカードをもらったとされるのは、どんなプレーだったのでしょうか。記事後半では実際のプレーのほか、今回の事件が与えた影響を解説しています。

 4月27日の対シドニー戦では、1点リードの前半ロスタイムに、パスを受けた相手選手の足首をめがけて檀崎被告が飛ぶようにスライディングする姿が映像から確認できる。完全に檀崎被告のスパイクの裏側が見えており、足首を削りにいくかのような危険なプレーで、相手選手は痛みでピッチでのたうち回った。

 解説者も「カードに値するプ…

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