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今年のサロマ湖100キロウルトラマラソンでは、ペース表を小分け袋に入れて胸のナンバーカード(ゼッケン)に貼りつけることにした=2024年6月26日、北海道網走市、神村正史撮影

 6月30日午前5時、サロマ湖100キロウルトラマラソンがスタートする。

 北海道湧別町の湧別総合体育館前をスタート。サロマ湖に沿って走り、佐呂間町の北部を経由して、午後6時までに北見市の常呂町スポーツセンターへゴールする。

 5回目の挑戦だ。これまでの4回はいずれも完走できている。10回完走した者に与えられる称号「サロマンブルー」をめざす私にとって大本命の大会だが、今回は著しく自信がない。

 2カ所の胸椎(きょうつい)骨折から体を動かし始めた昨年と同じくらい、きちんとした練習に入れる時期が遅れた。

 5月の連休前までは、通常業務に加え、知床の小型観光船沈没事故から2年という節目の取材もあり、知床を取材エリアに抱える網走支局としてはとても忙しかったのだ。

 そんな状況で私が立てたサロマに向けた練習計画は次のようなものだった。

狭心症の発作で出勤前に2日連続で倒れてから11年ほど。胸椎の破裂骨折など背骨2カ所や左手首の骨が折れる大けがをしてから1年半ほど。「再起不能」と言われた心臓病記者が、今年もサロマ湖100キロウルトラマラソンに挑戦します。

 まず5月は、30キロ以上の…

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