飲料大手のサントリー食品インターナショナルは27日、同社の自動販売機に新たなキャッシュレス決済サービスを今月から順次導入すると発表した。スマートフォンで専用アプリを起動して自販機にかざすだけで支払いでき、従来より手早く簡単に買えるという。飲料自販機はコンビニなどに押されて利用が減っており、利便性を高めて販売増を図る。
新サービスは、自社開発した専用アプリ「ジハンピ」を事前にスマホにダウンロードし、クレジットカードやQRコード決済など13種類の中から利用する決済手段を設定しておく仕組みだ。
従来のキャッシュレス対応自販機は、小さなパネル上で決済手段を選ぶ必要があるなど煩雑なうえ、コストが高いため売り上げの大きい自販機でないと設置しづらかった。同社によると、ジハンピを導入することで1台あたりのコストは半額以下になるという。
現在、同社の自販機35万台…