Smiley face
サンパチェンスの苗を植える小中学生=2024年6月3日、和歌山県橋本市城山台2丁目、大野博撮影

 和歌山県橋本市立城山小学校で3日、子どもたちが大気の浄化に役立つ草花「サンパチェンス」の苗を植えた。

 サンパチェンスは、大気汚染物質の二酸化窒素や地球温暖化の原因となる二酸化炭素を吸収し、養分にして成長するとされる。

 今年2月、研究発表を聞くために同校を訪れた平木哲朗市長に当時の6年生が提案した。授業で環境問題の解決法を探すなかで、サンパチェンスを校内に植える提案を話し合って決めたという。

 この日は、中学生になった卒業生も応援に駆け付けた。廃棄される植木鉢をリユースし、生ごみから作られた堆肥を培養土に混ぜた。児童の取り組みに合わせ、市が用意した。

 市立紀見東中の大橋じゅりさん(1年)は、「きれいな街づくりにつなげられたら、と提案したことがさっそく実現してよかった。後輩たちに大事に育ててほしい」と話した。(大野博)

共有